成功者たちの実践する「5時間ルール」とは
ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットなどアメリカで成功をしている実業家が実践しているルールとして伝えられているのが「5時間ルール」というものです。
これは1週間の業務のうち5時間（1日あたり1時間）を自分自身のために使うようにしているということを示します。
簡単なことのように思えるかもしれませんが、多忙な生活を送るビジネスマンにとって自分の時間を作るということは言うほど楽なものではありません。
周囲から見ると毎日1時間もサボっているのかというふうに思えるかもしれませんが、日々の業務に忙殺され自分のための時間をとることもできな生活を続けていると、次第に自分が持っているスキルや技能が陳腐化してゆき、最終的には先細りから行き詰まってしまうことになります。
5時間ルールで使われる1日1時間は、読みたい本を読むという読書や、じっと深く考える思考、新しい発見をするための実験などに当てられます。
今の生活を維持していくためには昨日と同じことを全く同じように繰り返しているだけでは足りません。
食べものが時間が立つと腐敗していくように、人材としての価値もそのままにしているだけではただ腐っていくだけであるということをしっかり理解しておく必要があります。
無理をしてでも早く帰らなければいけない理由
現在ではワーク・ライフ・バランスのためできるだけ早い時間で帰宅をすることが推奨されています。
しかしその一方で「どうせ家に帰ってもすることがないから会社にいた方がいい」「短時間業務は怠け者を作り出す」といった反論も聞かれています。
家にいてもすることがないから会社にいるという考えは、自分自身だけで済めばよいのですがしばしば周囲の人も巻き込みます。
上司が残っていると部下も帰りにくくなってしまい、実際一緒に深夜まで残業をしている部下を厚遇するようになるので、いつまでたってもライフスタイルが改善することはありません。
しかし仮に帰ってからすることがないとしても、それでも早く帰った方がよい理由があります。
最初に紹介した5時間ルールのように、普段会社でしていることと全く違ったことに自分の時間を使うということは、長期的に人材としての視野を広げ新しい発送を生み出す原動力になります。
成功者の全てにおいて仕事しかしてこなかったという人はいません。
仕事だけしかしない人はその仕事の中でしか発想をしないため、時間の経過とともにできる発想の幅がどんどん狭くなっていきます。
仕事を早く上がったら普段は下りない駅を散策してみたり、新しいお店に入ってみたりとったように、小さなことでも新鮮な経験を積み重ねていくということを心がけてみてください。