家飲みでのテンションを上げるスパイシーハイボール
若者のアルコール離れが言われている今日ですが、その中にあって健闘しているのがウイスキーを使ったハイボール
市場です。
ハイボールブームのきっかけとなったのはSUNTORYの角瓶で、それまで年配の男性が飲むものというイメージがあったウイスキーをビールやチューハイと同じような感覚で気軽に飲めるアルコール飲料としてマーケティングを展開しました。
CMや広告でも人気のタレントを起用したり、楽しく大勢で飲むというようなシチュエーションを打ち出したことで
今では20~30代にとっても人気の飲み物となっています。
このマーケティング戦略の一つとして多く行われたのが「すごいハイボールの作り方」というセミナーで、ブロガーを集めてSUNTORYが直接教えるという独自の広報活動を行いました。
これはSUNTORY以外のウイスキーメーカーにも波及してゆき、それぞれ自社のウイスキーの適正にあった方法でハイボールを作るレシピが公開されるようになりました。
その中でも注目されているのが「タリスカースパイシーハイボール」です。
参考>>https://talisker-online.jp/cp/2017/blackpepper/
「タリスカー」は古くから多くのお店で提供されてきたシングルモルトスコッチ・ウイスキーで、もともとはストレートやロック用として飲まれてきました。
それを贅沢な飲み方として新たに提案したのが「スパイシーハイボール」で、黒胡椒を加えて刺激を強めたというところに特徴があります。
口に入れた瞬間にビリっと電撃が走るような大人の味わいができるものとして、他のまろやか系のハイボールとは一線を画す存在になっています。
現在はレシピも公式に公開されており、お店だけでなく自宅のホームバーでも楽しめるおすすめ家飲みアルコールとして推奨されています。
タリスカー+黒胡椒はスコットランドの香り
タリスカーというウイスキーはお酒に詳しくない人にとってはあまりなじみのない名称かもしれません。
もともとはスコットランドの酒造メーカーによるもので、スカイ島という小さな島に作った小さな蒸留所で作られてきました。
昔からタリスカーは海のような塩の風味があるウイスキーとして好まれており、バーテンダーからもおすすめされている銘柄の一つです。
なぜトッピングに黒胡椒を使用するかというと、黒胡椒は刺激が強く食欲を高めてくれるという特徴があるからです。
潮の風味と香りのあるタリスカーは黒胡椒の辛味が非常によく合い、そこに強めの炭酸水を加えることで食中酒にピッタリのハイテンションな飲み物に変わります。
作り方のコツとしてはできるだけ底の深い大きなグラスを使用し、炭酸水にはレモン風など味がついていないものを使います。