インナーマッスルを鍛えるコツ

体の奥にある筋肉を鍛えることでパフォーマンスを向上させる

インナーマッスルとは、表から見えるところにある大きな筋肉ではなく、体の奥にある内臓や骨格を支えるための筋肉です。
そのため、インナーマッスルを鍛えたからといって、いわゆるたくましい体つきになるわけではありませんが、健康やボディー作りには欠かせない筋肉と言えます。

というのも、インナーマッスルを鍛えることで、かなり脂肪の燃焼効率が上がり、ダイエットを効果的に行えるようになるからです。
見た目には筋肉がついていることが分からなくても、体内で大きな部分を占めていますので、体全体における筋肉量を増やし脂肪を燃やすことができるようになります。

また、姿勢が良くなることや、バランス感覚が向上するなどの効果もあります。
体の軸となる部分を支える筋肉がインナーマッスルですので、体を動かす調整力が高まり運動がしやすくなりますし、内臓の働きも良くなるというメリットもあるのです。

インナーマッスルの鍛え方は外側の筋肉と違う

筋肉のワークアウトの方法としては、強い負荷をかけて限界まで追い込むのが一般的です。
しかし、インナーマッスルのトレーニング方法は、それとは異なります。

まず負荷をかけ過ぎることなく、ゆっくりと長めの刺激を筋肉に与えるということがカギとなります。
そのため、重いバーベルなどを一気に上げるという方法ではなく、軽いウエイトもしくはウエイトなしで、ゆっくりと体を動かしピンポイントで止めるなどの方法でトレーニングをしましょう。

もう一つの特徴は、疲れてしまうまでトレーニングをしないということです。
その分、疲労が蓄積されませんし、超回復現象を期待する必要がありませんので、毎日もしくは2日にいっぺんくらいの頻度でトレーニングを行う方が効果的となります。

インナーマッスルの具体的なトレーニング方法

インナーマッスルのトレーニング方法にはいろいろなものがありますが、多くの人が採り入れている効果的なものがフロントブリッジです。
やり方は、まずはうつぶせの状態で寝て、そこからつま先と、ひじから先の手の部分で体を起こします。
この際には、体がまっすぐになるような状態でキープするのがコツです。

つま先とひじは肩幅くらいに開いて、その状態を1分程度キープしましょう。
1分経ったら30秒の休憩をはさみ、これを2セットから3セット繰り返します。

大事なのはきちんと姿勢をキープしたままで、時間をかけるということで、激しい動きをせずじっくりと体の中の筋肉を鍛えていきます。
時間をかけてこのポジションをキープすると、じんわりと体の中から温かくなってきて、汗が出てくるのに気づくはずです。