ストレスの原因とその解消方法とは?

頭を抱える男性

男性のストレスの原因のほとんどは仕事がらみ

ストレス社会と言われている現代においては、毎日の生活の中で感じるプレッシャーは相当なものになります。
特に男性の場合、女性のように親しい友人同士で集まって愚痴をこぼし合うということができにくいため、ストレスを感じても自分の中だけで抱え込みうまく発散できないということもよくあります。

社会人男性を対象に「今ストレスに感じていること」をアンケートで取ってみると、上位にランクインしてくるのはほとんどが仕事に関係する項目です。

具体的には「上司との関係」「取引先からの要望」といったものが最も多く、年齢が高くなってくるとそこに「部下との関係」「リストラへの不安」といったものが加わってきます。

特に仕事で大きな失敗をして周囲から叱責を受けてしまった場合や、失敗や仕事のやり方のせいで職場内で孤立をしてしまった場合などは強い自責の念からかなり落ち込んだ状態になるということがわかっています。

ちなみに同じ内容で女性にアンケートをとってみると、決まって上位にランクインしてくるのは家族に関する項目です。

既婚女性の場合などダントツで一位になるのは「夫との関係」であることから、それがますます仕事でストレスを溜めている男性の心を窮屈にしていると言えます。

男性におすすめのストレス解消法

男性の場合、女性のように大勢で集まってワイワイと騒ぐことがストレス解消法にならないという傾向があります。

気の合う仲間と一緒に居酒屋に行き、そこでお互いの愚痴を言い合うというのもサラリーマンでよくあるストレス解消法ではありますが、同じ社内でそこまで気を許せる仲間ができる機会は少なくなっており、よほど人間関係に恵まれないと難しいということが多いです。

むしろ男性らしいストレス解消法に「一人になる」ということが挙げられます。
一人で抱え込むことでストレスが増えるということと、ストレス解消法のために一人になるということは矛盾しているように思えますが実はそうではありません。

「一人になる」といっても社会的に孤立するという意味ではなく、例えば一人で気ままにドライブやツーリングにでかけたり、集中して打ち込める趣味に没頭するということをすれば気持ちを落ち着かせもやもやした悩みを消し去ることができます。

特に何をするでもなく、ぼーっと遠くの景色を眺めていたり軽く体を動かしたりするだけでもかなり気持ちはスッキリするので、「悩みは人に話さなければ解決しない」という先入観を捨ててみてほしいです。

ただしストレス解消法として暴飲暴食をするのはおすすめできません。
とにかく男性は嫌なことがあるとお酒に逃げがちで、そこで失敗をすることでますます自己嫌悪に陥りストレスをためることにもなりがちなので注意が必要です。

また、寝ることでストレス解消ができるケースもあります。
嫌なことは寝て忘れようという前向きな考えを持つことで気分もすっきりできますし、心身の健康にもつながります。

睡眠時間の確保と併せて、睡眠の質を高めることも意識してみてください。
寝室の環境を変えると熟睡できるようになり、起きた頃にはストレスを感じていたことも忘れてしまうでしょう。

あくまで例として挙げたので、方法については色々と試行錯誤し、自分に合ったストレス解消方法を続けることが大切です。