出来合いものとは一味違った手作りのおつまみ
食事用のおかずづくりと異なり、おつまみはお酒に合わせることを意識したレシピとなっています。
おいしくお酒を飲むためには、美味しいおつまみは欠かせない存在です。
ワインの世界ではそのワインと料理との相性のことを「マリアージュ」と呼んでおり、ピッタリのお酒とおつまみは「結婚」するがごとく組み合わせが大切であるとしています。
ここ近年では日本文化を海外に発信するため日本酒にも「ソムリエ」などの専門職を作るようになっており、日本で一般的に飲まれるお酒とおつまみの組み合わせをより専門的に考えていこうという流れができています。
家飲みをする場合には、ついコンビニやお惣菜屋で手軽に購入できるものをさっと買って適当に合わせてしまいがちですが、お酒とおつまみの関係を理解できるようになるとワンランク上の大人の飲み方ができるようになります。
デートでも接待でもちょっとした気遣いができるようになるのでぜひお酒によくあうおつまみレシピをいくつかマスターしておいてもらいたいです。
まずワインソムリエの教本にかかれているのが、お酒に合わせる料理の極意は「色合い」「温度」「味わい」の三点です。
料理とお酒の相性を見つけるには料理や料理法の知識は絶対必須です。
プロのワインソムリエが優れたシェフであることもよくあり、料理の知識があることでよりよいワイン選びを手伝うことができるのです。
「色合い」とは料理のもののもつ色、「温度」は熱いか冷たいか、「味わい」は味が薄いか濃いめかということで、これらを総合して考えるとおのずとよく合うお酒が導き出されてきます。
豆腐一つもお酒によって適した料理が変わる
日本酒にも洋酒にも便利なおつまみに使えるのが「豆腐」です。
豆腐はお手軽に購入できる食材なので、よく自宅で食べているという人も多いことでしょう。
例えばワインと合わせることを考えたとき、冷やして飲む白ワインには湯豆腐、濃厚な赤ワインならピリ辛の刺激が強めの麻婆豆腐がぴったりです。
簡単おつまみの冷奴は赤にも白にも合いますが、一緒につける薬味を白ならネギや生姜、赤なら豆板醤やラー油などをつけるという一工夫があるとさらに美味しくいただけます。
自宅で簡単にできるおつまみレシピとして「炒め物」が挙げられます。
一人暮らしの小さめのキッチンでも簡単に作れるのが便利なところで、火の通りやすいきのこと肉類を使うと失敗しにくいです。
このときも考えておきたいのが飲むお酒の種類で、赤ワインやウイスキーのようなどっしりした時には焼肉のタレや生姜焼きで作り、白ワインや日本酒なら塩コショウや粉瘤だしで軽めに仕上げるという方法がおすすめになります。